コマツ物流への就職を考えている皆様へ。
西川社長に、ご自身の体験談や物流への思いなどを伺ってみました。
コマツ物流株式会社
代表取締役社長
西川 知良
あまり勉強が好きではなかったのですが(笑)、造船学科で主に流体力学を学んでいました。
その時に大きな機械や動く機械に興味を持つようになったのかもしれないですね。
入社してすぐ大阪工場の生産技術部門に配属だったのですが、黄色いヘルメットに作業服という格好で約2年間、ほとんど現場で仕事をしていました。思っていた会社生活のイメージとは180度違ったんですけど、楽しかったですね。
就任前はコマツの調達部門におりましたので、サプライチェーンの重要性を考えました。
パートナー企業さんの部品が工場に入って、それからお客さまのところへ・・というだけではなく、パートナー企業さんの下には、二次、三次、四次、五次と繋がっていますので、どこが切れても製品は完成しませんし、お客さまへ製品をお届けできません。そのひとつひとつをつないでいるのが物流なので、とにかくそのすべてを切らないことが大切だと思っています。
1970年代に遡ります。建設・鉱山機械メーカーのコマツが海外進出を始めた時代、「小松梱包株式会社」として誕生しました。運輸、倉庫、港運など、コマツグループの物流部門をサポートしながら発展してきたのがコマツ物流です。
部品や建設・鉱山機械の国内輸送を中心とした「運輸事業」。
補給部品の入庫から出荷までノンストップで行う「物流センター事業」。
必要な部品を調達し、海外の生産工場へ送る「部品調達・供給事業」。
この3つの事業が連携し、常に最適な物流を企画し、コマツグループの生産・販売を支えています。
日本国内工場で作った製品を国内、海外のお客さまへ向けて安全に法律を遵守して出荷、輸送することと、日本国内だけでなくアメリカ、ヨーロッパ、東南アジア、中国など世界各地のコマツグループの生産工場、補給部品倉庫へ必要な部品を輸送、供給すること。
それがコマツ物流の役割です。
たとえば、トラックを鉄道輸送に。それから内航船を使う、というように、環境を考えた輸送も始まっています。また、阪神淡路大震災、東日本大震災、台風19号。そして今回の新型コロナウィルスなど、物流がストップするのではないかという状況を体験し、乗り越えてきました。今後もいろいろなことが起こっても物流を止めないためには輸送手段として、ひとつだけではなく、ルートを複数にしていくことを今まさに進めているところですね。
売上の6割が海外供給業務となり、海外輸送の経験や知識が多く得られます。また 多くのパートナー企業さんと仕事をしているのでいろいろなことを一緒に企画をして現実の改善に落とし込んでいけるところも魅力だと思います。アイデアを思いついたら実現できる。コマツ物流は、そんな会社だと思っています。
多くのパートナー企業さんとタッグを組んで、多くの企画、改善をできること。そしてコマツのグループ企業ということもあり、営業にかけるリソースを、全て物流業務の改善に注力できるのはコマツ物流らしい特長かもしれないですね。
コマツグループで唯一の物流会社としてSLQDCを改善し、競争力のある会社になることです。
S(安全)L(法律・コンプライアンス)Q(品質)D(納期) C(コスト)、この順番通りに、社会的な責任を持って仕事をする。世の中の課題や問題にフレキシブルに対応しながら、安定した物流を実現する。とにかく速く動いて、柔軟に対応できる会社にしたいと思っています。
アイデアをすぐに実現しようと動く。そんなスピード感とエネルギーを持っている人ですね。
失敗してもいいから、とにかく速く動いて、実現のために頑張ってくれる人です。
学校で学んだことも大切ですが、あまりそこにこだわり過ぎず、会社に入ってからやりたいことを見つけても良いかと思います。コマツ物流は、アイデアを実現しやすい会社なので、失敗を恐れずに行動していただきたいです。また、育成につきましても、年次育成計画がありますので、楽しく業務に専念してもらえればと思います。