人を知る

中部物流部
粟津物流グループ
運輸チーム
2010年入社

現在のお仕事内容を教えてください

石川県小松市にある粟津工場内のコマツ物流の運輸チームに在籍しています。粟津工場は、国内に4つあるマザー工場の一つで、履帯式建機の油圧ショベル、ブルドーザ、タイヤ式建機のホイールローダ、モータグレーダの計4機種を主に生産しています。私の主な業務としては、工場で生産した建設機械のスペックに応じて、最適なトラック、トレーラをパートナー企業へ手配することです。

業務で大変だと感じることはありますか?

特大貨物を扱うことから、それぞれの機種の特徴を熟知し、輸送中の安全確保や道路法などの輸送関連法令をしっかり守ることが求められます。また、各部署との連携はもちろん、トレーラ輸送法令、輸送ルート、港湾作業条件、海上輸送スケジュールなど必要知識も多岐に渡るので、それらを把握するのも大変です。

土地柄、難しいことも多いようですが?

石川県という立地上、毎年冬期は、降雪で高速道路が通行止めになったり、高波で内航船が運休になったりと輸送問題が発生しがちです。お客様の納期を守れるよう、工場の生産管理や販売店と協力して輸送の優先順位を決め、残った輸送手段での再調整をすることがあります。

コマツへの出向経験について

コマツの各工場にはそれぞれ物流改善を担う部署があり、その中でも粟津工場は、人材交流を図るために、コマツ物流からの出向者を受け入れています。私もそれでコマツへ出向しましたが、そこでは、調達物流・CKD部品輸送・完成建機輸送・補給部品センタといったすべての物流改善を扱っていることから、自分の物流専門分野にとらわれない新しい経験を積むことができました。

  • CKD(Complete Knock Downの略。解体輸出方式のこと)

出向中のエピソードは?

特殊な海上コンテナでのブルドーザ輸送を実現したことがありました。その際、地元の新聞に船積みの様子が掲載された時は、とても感慨深かったです。

どんなところにやりがいを感じますか?

「同僚と一緒にハードルを越えたことを分かち合える」ことです。コマツグループでは、大きな課題に対しては管理職や同僚と一緒に協力して取り組んでいきます。そのため、躓きそうなときも相談しあえますし、達成した際に連帯感を感じられる会社だと思っています。

休日はどうやってリフレッシュしていますか?

工場がある小松市は、人口10万人の工業都市でありながら海や山、温泉地が近いので、土日の休みはのんびりと過ごしています。年休も20日あるのですが、取得の厳守が徹底されているので休みやすい雰囲気があるのもいいですね。もちろん、お盆や年末年始などの長期休暇もしっかりと確保されるため、リフレッシュしやすい環境だと思います。

今後の目標を教えてください

ドライバーの減少傾向を踏まえ、コマツ物流としては内航船輸送の拡大などで輸送負荷の分散化を図ってきましたが、さらに発展・強化したスキームを構築していきたいと考えています。今後は、調達輸送・CKD部品輸送・補給部品センタといった他部門でも経験を積み、コマツの物流サプライチェーン全体の専門性を身に着けるのが目標です。